フランス旅 四方山話
ドルドーニュ渓谷を満喫した後は、フランスの北の端にあるモン・サン・ミッシェルまでフランスを北上することにした。
今回はその道中と、ゴール地点のモン・サン・ミッシェルを写真で紹介したいと思う。
フランス北部は森ばかりだった南部と打って変わって麦畑だらけ
金色の野に降り立ちたい人には夏がお勧め。
わらの城
制作者である「3匹のこぶた」の一番目のこぶた曰く、
「前回の敗因は息を吹き掛けた程度で吹き飛んでしまう建物の軽さにあった。今回はその点を踏まえ、重量化に重きを置いたぶう。」とのこと。
それに対し狼は、「火をかけたら調理する手間が省ける」とコメントしている。
フランス中部の街、アングレーム(Angouleme)
ヨーロッパ最大の国際漫画際を毎年開催しているらしく、街中がアートと化していた。
日本料理店はヨーロッパ中至るところにある
でも日本人が経営してる事や、本物の日本料理が出てくることはまずない。
ヨーロッパ中の人に、「なぜ経営者は中韓ばかりなの?」と聞かれたが、こっちも不思議に思っています。
ロワール川に生息する銀鮭
別名 アイアン・サーモン。
川を遡ると白雪姫の城のモデルになった古城群で有名なロワール渓谷に出るのだけれど、今回はルート上断念。
ヨーロッパの田舎では、普通にウマが生活の一部として溶け込んでいる
ペット感覚で育てているのか、バカンスに行くときも牽引車に積んで連れていくのをよく見た。
とあるスーパーの前にかかれていた落書き
なにを主張したいのかは分からないが、やたらと印象に残ったので載せておく。
とある村の入口
磔谷かと思ったら案山子だった。
写真には写ってないが、両脇の街路樹に無数にはりつけられていた。
カラスに効き目があるかは分からないが、その不気味な光景に人は確実に逃げ出しそうである。
別の村にあった、フランスの人気作品?の人形群
みんな何かを諦めきった表情をしているのが印象的。
なにか・・・辛いことでもあったんですか?
この旅で学んだこと
「ペダルはこぎすぎると割れる」
どんな小さな村にだって、必ず1体はキリスト象が立っている
必ず村にあるもの その2 「電光風速計」
理由は不明。でもやたらとある。
農業に関係してるのだろうか?
「村」以上の「町」にあるもの その1 「ツーリストインフォメーション」
全く見所のない町ですらあったりするのに、どう考えても必要だろうという大都市には無かったりする不思議な施設。
フランス人のヤングヒッチハイカー
彼は自分と逆ルートで、モン・サン・ミッシェルからスペインのサンティアゴを目指すらしい。
先は長いぞ。楽しめ。
・・・そして、フランス入国13日目
やっと遠くに見えてきたのが・・・
ゴール地点 モン・サン・ミッシェル!!
長かったー‼ なにげにスペインから2000㎞はあった‼
この時 笑顔。
周りの人がドン引きするぐらい 笑顔。
にこにこにこにこにこにこにこにこウハハハハハハハハハハハハハ!
嬉しすぎて感情の制御が効かなくなるということは、いくつになってもあるらしい。
7月21日にモン・サン・ミッシェルでやたらとテンションのおかしい日本人を見かけたという方、それは間違いなく僕です。
でも許してください。
とにかく嬉しかったんです。
せっかくなので中の様子もレポート。
モン・サン・ミッシェルは海に浮かぶその特殊な地形から、
礼拝堂が建築された700年頃より、修道院 → 要塞 → 監獄 → 観光地 と、時代と共にその役割を変えてきた。
結果場内には、様々な時代の遺物が所せましと広がっている。
日本人観光客にはモン・サン・ミッシェルは大人気らしく、表示看板には大抵日本語表記が。
この夏巡ったなかで、ここはもっとも日本人に優しい観光地だと思われる。
でもお土産売り場をやたらと日本刀で埋め尽くす必要はないのでは・・・?
天辺にある修道院からの眺め
下を見ると、あちらこちらで干潟を歩くツアーが開催されていた。
実はカトリックの巡礼地のひとつでもある
巡礼手帳を事務所まで持っていくとスタンプがもらえる。
今回は祭期間のため閉まっていたが、巡礼者のための巡礼宿もあり。
モン・サン・ミッシェルの名前の由来は、フランス語でMont(山)・Saint(聖)・Michel(ミッシェル=大天使ミカエル)
つまり「大天使ミカエルの山」となる。
逸話によると、700年頃オーベル教という人のところに大天使ミカエルが降り立ち、「岩の小島に聖堂を建てなさい」とお告げを告げたらしい。
が、オーベルさんは空耳だろうと無視。
怒ったミカエルさんは、まさかの指でオーベルさんの頭蓋骨に穴を開けるという制裁を決行。
「これ以上穴を開けられたくなければ・・・」という無言の圧力に屈したオーベルさんにより、モン・サン・ミッシェルは建築されることとなったらしい。
大天使の称号を承るミカエルさんですが、やり口にジャ〇アニズムを感じるのは私だけでしょうか・・・
これにてチャリ旅前半終了。
でも巡礼地と観光地を巡る旅はまだまだ続きます。
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