What is Your Dream?

2015年4月3日から、世界一周中の25歳♂です。
世界中の人に夢を尋ねてそれを紹介するブログができたら。そんな理想と、
そうは問屋が卸さない現実の壁に世界中で四苦八苦する様子をお届します。
人生やらかしてなんぼ!まってろ、世界!! 
※2016年3月23日に無事ゴールしました! 応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

ヨセミテ・ロストキッド


アメリカ・サンフランシスコに着いて2日目。


あらかた目ぼしい観光スポットを回り終えた暇をもて余すようになったため、次の目的地 ヨセミテ国立公園へ向かうことにした。



ヨセミテ国立公園は日本にいた頃知り合いにお勧めされていたポイントで、ガイドブックを読むところ、よくわからんがとにかく自然が凄いらしい。


具体的な紹介が書かれてないのは気になるが、とりあえず行ってみよう。



サンフランシスコからヨセミテ国立公園に向かうには、長距離バスを使う方法と、バスと鉄道を乗り継いで行く方法があるが、この先使う機会がなさそうなので今回は鉄道をチョイス。


鉄道オフィスまで出掛けて、自慢の英語力を駆使してチケットの購入を試みることにした。


ハーイ!おっちゃん。トゥモロー、ゴートゥー、ヨセミテチケットプリーズ!
ゴートゥー、ヨ・セ・ミ・テ!


「Tomorrow go to Yosemite ? Ok!  @¥&●℃#£¢♀◆%¥!」



・・・よし。後半何いってるか全く理解できなかったが重要な部分は伝わったらしい。


発行してくれたチケットにもヨセミテって書いてあるし、多分大丈夫だろう。



そんなこんなで次の日。


朝一に昨日チケットを買ったオフィスに集まりバスで隣街の駅へ。
どうやらサンフランシスコには直接長距離列車は乗り入れてないらしい。



さて、列車が来るまでこのEMERYVILLE駅で時間を潰さなければいけない訳だが、とりあえず駅名が読めない。エ・・・メ・・リビレ?


この駅名当てずっぽうゲームで地元の人と時間を潰す。


結構盛り上がったが答えを聞きそこねた。
結局ここはなんと言う駅なんだろう?



列車が到着。


ほぼ地面すれすれのプラットホームから階段を上って列車に乗り込む。


日本の列車よりかなりでかい。


大陸の大きさに合わせて作ったのだろうか?


途中風景は地平線の果てまでブドウ畑が続く



列車は途中プラットホームに止まり損ね、突如1㎞逆送を始めるなどトリッキーな走法を決めつつも3時間程でマセードの街へ到着。


ここからバスに乗り換えヨセミテ国立公園を目指す。


正直どのバスに乗ればいいかわからないが、バックパックを背負った集団に着いていけば多分大丈夫だろう。


そんなノリでバスに乗り込む。チケットをチェックされたがスルーされたので合ってたらしい。


これからもよくわからなくなったら、この集団に着いていけばなんとかなるんじゃないだろうか?


バスはだだっ広い荒野を走り抜け、次第に辺りの緑は濃くなって行った。


目的地は近いらしいが、同時にクマ注意看板も目につくようになってくる。
どうやらこの当たりにはヒグマ大のクマが出るらしい。


間違っても人気のない森には一人で入らないようにしようと心に決めていると、バスは急に人気のない森の中でストップ。


自分一人だけここで下ろされる事になった


え、運ちゃん!? 嘘でしょ!?? このバスはヨセミテ国立公園まで行くんでしょ‼??


「へいボーイ。確かにこのバスはヨセミテ国立公園まで行く。だが、君のチケットの行き先はヨセミテ虫天国。つまりここまでだ。グッジョブ❗」



バタン。ブロロロロロ・・・・…  ← バスの走り去っていく音


ポツーン


(;゚Д゚)
(;´゚д゚)ゞ


Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)


ぐるっと回りを見回す。


どう見ても観光地じゃない


…っと言うか、どう見ても人が住むところではない。


バスの確認をするも、さっきのが最後だったらしい。


遭難した…


日暮れが近いので途方に暮れる暇もない。


とりあえずバス停があるのだからなんかあるだろうと脇道沿いに歩き出すこと10分。小さなログハウスを発見した!


コンコンコン! 誰かいませんか-!!


ガチャ 「あらぼーや、こんな時間にどうしたの?」


マダム‼ 実は僕迷子なんです!アイ アム ロストキッド‼ ここはどこですか??


「まあ、それは大変ね。ところであなた、お腹減ってない?」


はい。確かにお腹は減ってますがそれは今はどうでもいいんです。現在地を教えてくれませんか??


「分かったわ。そんなのにお腹が空いているなら近くのレストランまで連れていってあげましょう‼


マダム!?会話になってませんよ!?


そんなマダムに連れられて。


10分程で近所のレストラン兼宿泊施設、Yosemite BUG Resort に到着。
今夜はここに泊まることにした。


後で分かった事だがここは公園まで10㎞の所にあるリゾート施設で、さっきのバス停はここに来る客の為のものだったらしい。


飛び込みでも無事泊まることができた上に、シーズンオフも重なってか公園内の相場の5分の1の価格で泊まることができた。


宿泊地が決まったことで次の日1日かけて公園を楽しめたことも考えれば、遭難したことも結果オーライだったのかも知れない。


捨てるドライバーあれば拾うマダム有り。


この幸運とマダムにはしっかりと感謝したい。


アメリカ大陸中を駈ける長距離列車、「アムトラック」
座席は広目で車内にはレストランも完備。ゆったりした旅を送りたい人にお勧め。




Yosemite BUG Resort バス停付近。ブラックベア出没地


Yosemite BUG Resort。名前の通り、押しメンは虫。
綺麗だし安いので、ヨセミテ付近で一泊したい人にはお勧め。
今回はドミトリーで一泊$23だった。



   



ヨセミテ国立公園。 雄大な大自然にただただ圧倒された。
訪ねるならばぜひ丸1日時間をとって、大自然の中のトレッキングを堪能していただきたい。




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旅に出ようと思った理由

大学3年の夏、インドで初めて一人旅をした。
 


今まで知らなかった未知の世界。


街の中を平然と闊歩する牛の大群  


火葬場の水で歯を洗う人々  


水没しても平然と開園している動物園


そしてどこにいても感じる、生きるということに対するすさまじいエネルギー



そんな日々の中で心に残ったのが、途中で出会った旅人の何気ない一言。


「彼らは輸入や電気が途絶えても、明日もちゃんと生きていくのだろう。
 でも僕たち日本人は、そんなことになったらきっと死んじゃうね」


そのとき思ったのは、「きっとそうなんだろうな。」じゃなくて、
「そうだ」とも、「そうでない」とも自信を持って言えるほど、
自分は自分の国のことも、世界のことも何も知らないんじゃないかってこと。



旅の間、「日本と比べてインドは…」なんて考えてたのが恥ずかしくなって

次の年、ママチャリ引きずり日本中を見て回った。


よし、次は世界だ。


片っ端から見て回ろう。
観光地を巡るのではなく、そこに住む人たちに出会いに行こう。


どうせなら、面白おかしく、馬鹿らしく
そしていろいろやらかしながら。

東回り世界一周
そんな気持ちで行ってきます。



期待と不安でいっぱいです。




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