What is Your Dream?

2015年4月3日から、世界一周中の25歳♂です。
世界中の人に夢を尋ねてそれを紹介するブログができたら。そんな理想と、
そうは問屋が卸さない現実の壁に世界中で四苦八苦する様子をお届します。
人生やらかしてなんぼ!まってろ、世界!! 
※2016年3月23日に無事ゴールしました! 応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

グアナファトの日常

半月いたグアナファトをイダルゴさんの話だけで終わってしまうのも流石にあれなので、街の事も少し紹介しようと思う。



グアナファトの話


グアナファトはサカテカスと同じく銀鉱で栄えた街だ。


植民地時代に作られた街並みは世界遺産にも登録されているのだが、正直な感想を言えばなんかパっとしない。


街並みは確かに綺麗だが色に統一感はないし、観光名所も何故か縁の薄いドンキホーテ博物館だったりミイラ博物館だったりでこっちも統一感がない。


全体的にわちゃわちゃしている。


在住の日本人曰く「雑多としている」。 その通りだと思いました。


でも過ごしやすいので大好きです、グアナファト。


パステルカラーの街並み



地上がごちゃっとしてるので、車は専ら地下道を通っている

ガイドブック曰く治安が悪くて危ないらしいが、在住の方曰く「んなこたない」

スーパーへの近道なのでしょちゅう利用してました。




世界の裏側の物語


スペイン語を勉強するため、半月ほど「トナリ学院」というスペイン語学校にお世話になっていた。


その間沢山の日本人の生徒さんと知り合ったが、以外だったのは旅人が自分一人で、ほとんどの人が在住するためにスペイン語を学んでいたということだ。


どうやら話によると、近年グアナファト周辺には日本の車産業がガンガン進出してきてバブル状態らしい。


だからこの街の周辺には仕事のために越してきた沢山の日本人が住んでいて、ある人は工場を立ち上げるために、ある人は現地採用を狙うために、またある人は赴任した土地で家族の生活を守るために。

みんな必死でスペイン語を学んでいるのだ。


世界の裏側にも日本人のコミュニティーがあり、そこで生活している人達がいる。


不思議なことじゃないはずなのに、どこか不思議な感じがした。


トナリ学園の先生達と、共に学んだ仲間たち。

トナリ学園は経営者が日本人なので日本語での受付OK。飛び入りでも対応してもらえました。

クラスは少人数制で、レベルに合った丁寧な授業をしてもらえます。



モミアスの話


グアナファトの観光名所の1つにミイラ博物館(Museo de los Momias)がある。


100体以上のミイラが見られる事で有名だが、この博物館の凄いところはなんと言っても展示してあるミイラが全部裏の墓地から掘り起こしてきた一般人のものだということだろう。


なんでもこの辺りの気候は乾燥しているため、土葬したら半年でミイラになっちゃうんだとか。そんな感じで掘ったらたくさん出てきたので飾っちゃったらしい。


一応親族の許可は得ているらしいが、飾っちゃった☆で飾られては死者もたまったものではないな。


そんな罰当たりな事をした呪いか天罰か。

噂話だが、展示してあるミイラが倒れてきて下敷きになった子供が死亡するという事件が起こったらしい。


流石に悪く思った博物館はその後心を入れ替えたのか、現在ミイラはガラスケースに入れられて大事に展示されている。


そういう問題ではない



因みに館内は写真撮影可能だが、流石にシャッターを切る気にはなれなかった。



サンタ・クルスの話

5月3日の日曜日。

早朝から花火の爆音と太鼓の音にたたき起こされる。


正体を確かめにラパス広場まで行くと、教会の前にいつもは無いステージが組まれ、広場を埋め尽くす大勢の人が集まっていた。


みんな手には花を挿した十字架を持っている。


近くの人にこれはなにかと聞くと、静かに「サンタ・クルス (聖なる十字架)」とだけ答えた。


ステージに神父が上ると広場は水を打ったように静まり返り、彼の合図で一斉に讃美歌が街に響き渡る。


スペイン語もキリスト教も分からない俺だが、彼らが本気でキリスト教を大切に思っている気持ちが音と熱になって伝わってきた。



この街に住む人に、何故キリスト教がここまで広まっているのか尋ねた事がある。


キリスト教はスペインが無理矢理強制して広めた宗教で、現地の人からすれば侵略者の神は憎む対象では無いのかと。


返ってきた答えは単純だった。


「みんな貧しいから神様しか救いが無いんですよ」


ふと綺麗な街並みの裏側にある、煉瓦がむき出しの茶色い街が目に浮かんだ。


彼らにもどうか祝福を。

無宗教の異国民でも、彼らに混じり祈りを捧げるくらい許されると思う。


裏側から見たグアナファト

中心街と同じ街とは思えないほど家の色も、生活も違う


5月1日はメーデー(労働者の日)

ところによっては暴動も起こるが、グアナファトでは伝統行事的なノリらしい。

このあとみんな家に帰ってお昼寝するんだとか。 平和だ。


道端の落書き

メキシコではキリストよりもマリアさまの方が大人気


グアナファト1の観光名所、崖の上のピピラ

魚の子じゃなくて夜景スポット



ホテルで出会った世界一週仲間、幸太郎さん。

西回りで回ってきた彼は後8日で旅を終えるらしい。

沢山の情報と面白い話をありがとうございました。

スペイン巡礼、やってみます。



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