What is Your Dream?

2015年4月3日から、世界一周中の25歳♂です。
世界中の人に夢を尋ねてそれを紹介するブログができたら。そんな理想と、
そうは問屋が卸さない現実の壁に世界中で四苦八苦する様子をお届します。
人生やらかしてなんぼ!まってろ、世界!! 
※2016年3月23日に無事ゴールしました! 応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

黒い森を目指して



フランスの旅を終えた後は、ベルギー、ルクセンブルクを経てドイツへと向かった。


今回はその道中を記したい。




ベルギーの印象


フランスからルクセンブルクへ抜ける際、せっかくなのでベルギーを通る事にした。


通るといっても南の端っこをちょっと掠めるだけで、僅か数時間で通り抜けてしまう道程だ。



しかし寄ると決めた以上は、しっかりとどんな国か見定めておきたい。


もしかしたら生涯最初で最後のベルギーになるかもしれないのだから、なおさらである。


そんな思いを胸に秘め、ベルギー南の都市、Arlonへ向かった。


道中森多し



国境には謎の兵隊パネルが飾られていた



自転車大国オランダの近所ゆえか、公道にも自転車専用道が設置されていた。
でもろくに整備されておらずガタガタなので、結局自動車道を走る事に。





Arlonの街




さて、ベルギーといえば外せないのがフライドポテトである。


あまり知られていないがフライドポテトはベルギー発祥であり、ベルギー人にとってのソウルフードなのだ。



フライドポテト屋も道行くとこ大小無数にあり、
それこそベルギー人にとって、香川で言うところのうどん屋。
大分で言うところの唐揚げ屋。
北海道で言うところのセイ○ーマートのようなものなのと言えるかもしれない。




街でも道端でも、振り向けばそこにフライドポテト



と、言うことで


ベルギー人のソウルフードを吟味すべく、早速街中のフライドポテト屋に入ってみた。



   すいませーん!フライドポテト1つくださいな!


「ヘイ、ガイ!了解した! だがちょっと待ってくれ‼」



そういうと店員の兄ちゃん、カウンターを離れそそくさと店の外へ。


なにか急ぎの仕事でもあるのだろうか?・・・と思っていたら、




兄ちゃん、道行く女性に突如セクハラを始めた。




え~~~~ΣΣΣΣΣΣ



暫ボディタッチを繰り返したあと、何事も無かったかのようにカウンターに戻り仕事を続ける兄ちゃん。


知り合いかと聞くと、全く知らない人らしい。



つまりこの兄ちゃんは、店の前をカワイ子ちゃんが歩いていたので客をほっぽらかしてセクハラに出掛けていたのだ。



ちょいまてこら



その後もここの店員、隙を見つけては客、通行人関わらず女性に対し過剰なスキンシップを繰り返していた。


が、相手もそれが普通とばかりに嫌がるそぶりもなく楽しんでいる不思議。


お国柄・・・なのか?




その後すぐにルクセンブルクへと入ったため、結果ベルギーには4時間しか滞在しなかった。


そんな僅かな時間ではあったが、この国を自分なりにしっかりと見定められたと思う。



そう


フライドポテトとナチュラルなセクハラの国 ベルギー と



・・・・・あんまりな評価なので、いつか名誉回復のためもう一度この国は訪れたいと思う。



ベルギーフライドポテト
清廉されたスッキリとした後味が印象的。
2回揚げるのがコツ。




ルクセンブルクの楽しみ方


ベルギーから走ること2時間。


ヨーロッパのミニ国家、ルクセンブルクに入国した。



ルクセンブルクは神奈川県とほぼ同じサイズであり、自転車でも1日で通過できてしまうコンパクトな国だ。


今回はそんなルクセンブルクの首都、ルクセンブルク市に立ち寄った。



ルクセンブルク市はもともと山や谷など自然の地形を利用した城塞都市で、現存するその街並みは世界遺産に登録されている。



ルクセンブルク市の街並み



ノートルダム大聖堂
パリとは別物。
実は同名の教会は結構ある。



野外映画館




さて、実はルクセンブルクを訪れる旅人には、共通した悩みが1つある。


それは、せっかく訪れてもルクセンブルクには街並み以外ろくに見るものがないということである。


街自体それほど大きくないので、数時間お散歩したらやることが無くなる



そのため観光客は近隣の国からの日帰り客が殆んどで、そこがルクセンブルク観光業界のネックになっているらしい。



かくゆう自分は中休みとしてダラダラしたいが為に訪れたタチなので、街並み観光も程ほどに毎日ホテルでごろごろしていた。


ユースホステルの朝食バイキングと書いて天国と読む




さて、ルクセンブルクを離れることになった当日。


一応ここも首都なので脱出に手間取るかと覚悟していたら、ホテルのスタッフが1枚の地図をくれた。


ルクセンブルクロードマップ?


言われるがままに案内された道へ向かってみると、見えてきたのは綺麗に整備された自転車だけの専用道。


森の中を突っ切る道めっちゃ綺麗!



川を行くボートと並走するのも気持ちいい!!




そこには、まるで映画のワンシーンに入り込んだかのような景観が広がっていた。



半信半疑で来たものの、予想以上の収穫だった。


そういえば街中でレンタルサイクルを見かけたが、このためのものだったのかも知れないな。


そんな嬉しい誤算を楽しみながら、ルクセンブルクを離れるのだった。



もし今後ヨーロッパの遺産巡りに疲れた方がいたら、1日ルクセンブルク周辺で森林サイクリングをお薦めしたいと思う。



ルクセンブルクのレンタルサイクル
ヨーロッパではレンタルサイクル自体よく見かけた。



遠くに見えるのは原子力発電所だろうか?



国境の街、シェンゲン(Schengen)
ヨーロッパ長期旅行者の敵、シェンゲン協定はこの街の船上で結ばれた。





ルクセンブルク郊外は、田舎ののんびりとした風景が続く




ジャーマン入国


シェンゲンの川を越えて、この旅7ヵ国目 ドイツ(Bundesrepublik Deutschland)に入った。


因みにドイツとはもっぱら日本人の呼び方らしく、ドイツ人曰く自分達の事は、もっぱらゲルマン民族派生のジャーマン、又はジャーマニーと呼ぶのが正しいらしい。



ドイツへ入国した初見の感想としては、他のどこのヨーロッパの国よりも森が深く、それでいて管理が行き届いており緑豊かな国に見えた。





しかしその風景に自然に溶け込んだ鉄の臭いが、ただの自然一辺倒の国でない事を感じさせた。



どんな街にだって、教会はある



川があれば、当然のようにランニングロードが並走していた



工場の脇で一休み



道端で馬が放し飼いになっていた





途中ライン川を渡る際、廃線となった鉄道の鉄橋を利用した橋を渡った。


材料の痛み具合を見る限り、築50年以上は経っているように思える。



フランスからドイツへと延びるレールを跨ぎながらふと思う。


もしかしたら70年前、沢山のユダヤ人達も不安を抱えたまま列車に乗せられドイツ領奥地へと向かうこの線路の上を走ったのではないだろうか?


実際のところは分からないけれど、2度と帰ってこなかった彼らの事を思うと少しやりきれない気持ちになった。




ドイツはこれから南西に広がる黒い森を抜け、南の果て、ロマンチック街道の終点を目指す。


この国との付き合いは、まだこれからだ。




この辺まで来ました。




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ノルマンディーから上陸作戦(後編)

 作戦2日目


7:00


起床。


空は曇天。 今にも降りだしそうだ。


今日はルーヴル美術館とノートルダム大聖堂へ寄ったら、とっととパリを脱出することにする。



10:00


ルーブル美術館入場。


ここルーヴル美術館は35000点近い美術品が展示されている、世界最大級の美術館である。


その広大な敷地は端から端まで歩くと約5㎞あり、全ての展示品を観賞すると5週間かかると言うから驚きだ。



その大きさも去ることながら内容も充実しており、「モナ・リザ」を初め、「ミロのヴィーナス」、「聖マグダラのマリア」など、展示品は誰でも名前だけは知っている!と言う有名品で溢れている。



自分は正直なところ芸術とか全く理解できない人間だが、これほど沢山の素晴らしい芸術作品に囲まれたら、なにかに目覚めるかも知れない。


そんな期待を胸に美術館に飛び込むのだった。


地下一階のナポレオン広場
常に世界中の観光客でいっぱい。



ここから画廊に移動して、ゆったりと美術鑑賞へ。


うじゃあ


美術鑑賞を・・・・

うじゃうじゃあ


美術館の鑑賞を・・・・・

うじゃうじゃうじゃあ~



できるかΣ



人多すぎ。



立っているだけで息が詰まる。


そもそもここ半月、1人/k㎡という人口密度で生活していたのだから、いきなり100人/10㎡なんて超人口過密地域に突っ込んでストレスを感じるなという方が無理な話。


気分は美術鑑賞というより、箱詰めで出荷されるヒヨコの気分になってきた。



もう無理。



結局見所を半分残して撤退。



結局芸術には目覚めなかったが、人混み嫌悪にしっかり目覚めて帰ってきたのだった。



これから行かれる方は、必ず軽装で、体力のある時に行かれることをお薦めします。


タイトル 「モナ・リザに群がる民衆」



あ、これ教科書で見たことある



「ダンカンこのやろう」ではなく、「ミロのヴィーナス」
角度を変えるとガラッと印象が変わるのが彫刻は面白い。




絵画を鑑賞していて思うのが、登場人物が笑顔や幸せそうな顔をしているものは殆どないということ
宗教からの弾圧?時の権力者の操作?
なぜ幸せをテーマにした作品が少ないのか。歴史的背景が気になりました。



14:00


ルーヴル美術館から自転車で走ること20分。


パリの最終目的地、ノートルダム大聖堂に到着。


2ヶ所の距離はそれほど離れている訳では無いのだが、パリ市内の自転車ルールが特殊すぎて相当手間取った。


パリ市内の自転車道
突如消滅したりする。



ここノートルダム大聖堂は聖母マリアを奉った聖堂として、またディズニー映画にもなった小説、「ノートルダム・ド・パリ」の舞台となったことで有名である。


この大聖堂は最大で9000人収用できる作りとなっており、そのためか過去にはナポレオン1世の戴冠式を行う会場にも選ばれている。


「ナポレオン一世の戴冠式」  ルーヴル美術鑑賞所蔵



さて入場。


・・・の、前に長蛇の列。うわあ、並びたくない。


でもクレデンシャル(巡礼手帳)にスタンプは欲しいので、しぶしぶ並ぶ。空からは小雨。遂に降りだした。


大聖堂の入り口。
この内側に向かって窪んで行く扉の形は一説によると、「女神信仰の表れであり、女性器の形を模したものである。」・・・というトンデモ説もあるとかないとか。



中はちょうどミサの最中。
200年前には、ナポレオンもあの台の前に膝魔付いたのだろうか?


塔の上へ登るチケット売り場で無事スタンプをゲット。
軽く礼拝を済ませ外に出た。



15:00


ヴァスティーユ広場付近にて大雨。
昔ここには監獄があった。



1789年.この地にあったヴァスティーユ監獄が民衆に襲撃された事から、フランス革命が始まった事はあまりにも有名だ。



でも政治犯を救い出すために襲撃したのに、中には書類詐欺とかしょっぱい罪で捕まった犯罪者7人しかいなかったこととか


革命しちゃったはいいけどその後の政治がろくなものじゃなかったせいで、つくまで80年近くゴタゴタしてたことはなぜか有名じゃない。



ここから個人的に得た教訓は2つ。


1つは、民衆にだって社会を変える力があるのだということ


そしてもう1つは、


「でっかいことやらかすならちゃんと下調べして、その先のことまでちゃんと考えとかなあかんで」



16:00


パリ脱出開始。ただし道は分からず。


とりあえず東を目指すが、大雨といりくんだ街並により、普段使っている腕時計の太陽コンパスも、体内コンパスも役に立たず。


仕方なく小まめに聞き込みに回る。しかし全く脱出できる気配がない。


大雨と先の見えない道のりから、体力的にも精神的にも限界が近づいてきた。



こんなことならパリに来るんじゃ無かったなあ・・・



そんなことを思いながら道端の看板を眺めていると、背後の車からカップルが登場。


どうやら彼らも迷子らしい。



一緒に看板とにらめっこしている内に息投合。
彼らの車の中で軽くパーティーをやることになった。



「これからとりあえずスイスまで行くんだ。」


そんな話をしたら、彼らはクレイジー!と笑いながら、頑張れよと沢山の食料をプレゼントしてくれた。


さっき会ったばかりなのに、心遣いが嬉しかった。




結局その後また高速道路に引っ掛かり、突破に苦労させられパリの脱出にはもう1日かかかった。


だから正直パリやフランスの都市の事は、全く好きじゃないのだけれど



その後も道先で食べ物をくれたり、パーティーに呼んでくれたり、家に泊めたりしてくれた


情に厚いフランス人のことは、今も大好きである。



またいつか、彼らに会いに行きたい。




アレワ・ピンクとイングリッド
いつか彼らが日本に来たときは、家に泊める約束をした。
それまでにもう少し英語を勉強しておこう。





ケ・ブランリー博物館
アフリカの郷土品等が充実している。
個人的にパリで一番見ごたえがあると思う。




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ノルマンディーから上陸作戦(前編)


7月21日


無事ノルマンディー地方にあるモン・サン・ミッシェルまで自転車でフランスの縦断に成功した俺は、次の目的地を決める上で発生した大きな問題に頭を抱えていた。




どう足掻いても、進路上にパリがある(泣)




芸術の都 花の都 ベルバラの舞台 フランスの首都 パリ


こう書くと素敵な街に思えるかも知れないが、俺はとっくにその正体を見抜いていた。




即ち、魔都。 悪夢の都である




もとより貧乏チャチダーにとって、大都市というのは全力で回避すべき災害であるというのが個人的な意見だ。



まるで迷路のように旅人を絡めとる複雑な道路網


有り金を搾り取るかのように跳ね上がる観光地価格


立っているだけで体力と精神を削りとられる人と車の渦


特に興味のない有名観光地の数々



どう考えても疲れるだけなのが目に見えている



もし想像しづらいのならば、「土地勘も地図も無しに群馬方面から東京都にチャリで侵入して、永田町に立ち寄って山梨方面に抜けるようなもの」と考えていただきたい。


実際難易度はどっこいどっこいだと思う。



しかし心の底から行きたくないと願っても、東京都がそうであるように主要な道は全て首都であるパリに立ち寄っている。


また一応形式上巡礼の途中である身としては、巡礼地(ノートルダム大聖堂)を避けて通るのは心苦しい。



あとルーブル美術館だけは観たい。




・・・行くか。



腹を括った俺は、「ヒット アンド ウェイ(スタンプもらって即座に離脱)」を合言葉に、パリ上陸作戦を実行するのだった。




作戦初日


12:00


パリ近郊までの接近に成功。これから中心部への侵入を試みる。


でも、ここパリのどこ???

フランス全国地図

パリに近付くと自動車道専用道以外の表示が無くなる。



凄い話だが、地図はフランス全国地図これ1枚しか持ってなかったりする。


都市部内は完全に徒手空拳だ。




因みに作戦の概要を説明しておくと、本日の目標は市街地潜入と安宿のベッドの制圧。


明日は朝イチでルーブル美術館を鑑賞し、ノートルダムでスタンプをもらって即座にパリを離脱できればミッションコンプリートである。



安宿の情報は持っていないが、夕方6時の閉店までにツーリストオフィスを見つければその場で紹介してもらえる筈なのでなんとかなるだろう。


時間に余裕があるので、迷子を楽しみながらのんびりと進む事にする。



13:00


巡礼者のおばちゃんと遭遇。


ホタテ貝の貝殻を見せ合うだけで旧知の中になれるのだから、巡礼者の繋がりは凄い。



彼女はスペインのサンティアゴから、歩いて実家があるオランダのアムステルダムまで帰る途中らしい。


さらっと言っていたが、道程は往復で4000㎞以上ある。


勝つ必要はないが、器の大きさで一生勝てない気がした。



暫し情報交換。



彼女曰く、「パリにて大きなお祭りがあるから、明日はルーブル美術館をはじめとする施設はあらかた閉まるので気を付けてね♪」とのこと。


祭り = ホテルは観光客で即座に埋まる かつ 道がメチャクチャ混む

明日は施設が閉まる = 今日しか観光のチャンスがない


・・・


一刻の猶予もないじゃん!?


予定変更。今日中にルーブルを観光する事に。

急ぎパリへとかっ飛ばす事にした。



なんとなく中央っぽい方角を目指して。



パリ周辺は意外と森に囲まれている



14:00


外郭侵入。予想通り環状線に道を阻まれる。


大都市における環状線は、チャリダーにとって城で言うところの城壁であり堀である。


中心街を囲うようにぐるりと巡らされた自動車道は、まるで外敵を阻むかのように中央へ繋がる道を遮断していた。



こういった事態に陥った時、使える手段は2つ。


迂回するか、力業で突破するかである。



時間がないので今回は後者をチョイス。


見るからに自動車道専用道だが、自転車進入禁止の看板が出てないのを良いことに潜入を試みた。



高速で走り抜ける自動車の脇を鈍足で滑走。すれすれで走り抜ける自動車の風圧が半端ない。


流石に命の危険を感じて早々に退避を決意。


元々中央にさえ向かえれば良かったので、最初に目についた曲がり角を曲がってみた。




そしたら土坪った。




曲がり角が合流したのは、まさかの本物の高速道路。



弾丸のような速度で鉄の塊が、命すれすれを駆け抜けていく。



死ぬ! ΣΣΣΣΣΣ


殺される!!ΣΣΣΣΣΣΣΣ



逃げようにも高いフェンスに囲まれ次のインターまで逃げ場なし。


無論来た道を戻るなんてできるはずもない。


結局クラクションに脅されながら、その後道路警察に保護されるまで端っこをビクビク走り続けるのだった。


死ぬかと思った・・・



15:00


警察の方に散々お礼を述べて、無事2の丸潜入成功。


因みに警察の方曰く方角は合ってたらしく、本丸のある中心街まであと道なり10㎞らしい。


当初鉄筋むき出しの廃墟の様だった街並みも、中心街に近づくにつれてトラムが走り、石畳が増え、マンション等の些細な建物にさえ彫刻が掘られるようになった。


ビフォー(街外れ)


アフター(中心地)




道端にだって芸術が溢れている



16:30


やっと中心街に到着。なんとかルーブル美術館の入り口へたどり着く。


が、17時には閉まるとのこと。それでは観たいものの半分も見れない。


そのために入場料を払うのも勿体なく、残念ながらルーブルは諦める事にする。



恨みがましくスタッフに、因みに明日は休館なんですよねえ?なんて言ってみたら、


いや、開いてるよ? とのこと。


そうかやっぱり開いてるのか・・・



ちょっと待って? 開いてんの??Σ



新事実発覚。明日は確かにお祭りがあるが、ルーブル美術館は普通に開いているらしい。


つまり高速にダイブしてまで急ぐ必要は無かったってことね。


うん、やりきれない・・・(泣)




ルーブルは一応目処がたったので、次は入場料のかからないお決まりの観光地を巡りつつツーリストオフィスを探すことにした。





コンコルド広場

今はただ塔が立っているだけだが、18世紀にはギロチンが設置されてマリー・アントワネットやルイ16世を始めとする約1300人がここで処刑された。

なにかと責任を押し付けられるマリーさんだが、彼女の責任に関係なくフランスの財政は修復不能なまでに傾いていたので、彼女のせいと言うか盛大なロシアンルーレットを引き当てただけな気がしないでもない。



凱旋門

製作を指示した人が死体となって凱旋したことで有名。

「行ったことあるよ」と自慢できるが、「じゃあどうだった?」と聞かれると返答に困る観光地その1。





お洒落で有名なシャンゼリア通りは、明日のフェスティバルのため観客席を架設中。

話によると自転車のイベントらしいが、次の日は大雨。開催できたのだろうか?





言わずと知れたエッフェル塔

でもなんと言うか・・・うん。行ったら分かる観光地その2




さてとうに6時を過ぎたのだが、未だにツーリストオフィスが見つからない。


この時間から情報無しで手頃な値段のホテルを探すことは難しいが、かといって首都のど真ん中で野宿するわけにも・・・


いや、ありか?


思い立ったらすぐ行動。


中心部から外れていて、観光客や人通りやが少なくて、適度に治安が良さそうで、人目につきづらく苦情の出なさそうな所を探す。


結果エッフェル塔からセーヌ川を南に下った住宅街に、テントが張れそうな僅かな公園を発見。


日がくれたのを見計らって今夜はここに住み着く事にした。


パリのわが家



無数の車と人込み


縦横無尽に駆け巡る道


たちの悪い詐欺師


予想以上にパリには体力を消耗させられた。

明日はとっととこの街からとんずらを図りたいと思う。



〈後半へ続く〉



博物館の世界のTatooコーナーに飾ってあった、パリで見た中で一番凄い写真作品

なにが凄いって、これを撮影に行った人の度胸が凄ぇ




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